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「感性」と日本デザイン展
2008.12.26.—
JETRO(日本貿易振興機構)の仕事でパリに行ってきました。
着いた日は雪。日本より寒く、冷たく・・・。でも空港からホテルまでの街並みはクリスマスイルミネーションで飾られてとても綺麗でロマンチックでした。
宿泊したホテルのロビーもクリスマス一色。寒さに負けず、少し嬉しい到着日のパリ。
翌朝からは先にパリ入りしているスタッフと、池坊のパリ支部、ロンドン支部の皆さんと一緒に作品制作。
喜多俊之先生の能舞台での作品のため、「もったいないプロジェクト」の割り箸をかがり火のように見立て、中心には「いけ花」を。
仕上げの時間までに間に合うか、かなり不安。
高市早苗経済産業副大臣が視察に。とても興味深く説明を聞いてくださり、また、やる気になった私。
努力が実り、無事に完成。石井あかりさんのライティングで作品が幻想的になり、私たちも作品も大喜び。
最後の仕上げまでお手伝いくださったパリ支部、ロンドン支部の方々と。出来上がりのライティングをお願いすると震えるくらいみんなで感動しました。
夕方からはオープニングレセプション。着物に着替えて改めて作品を見ると、また新たな感動でいっぱいになりました。
レセプション前に 着物姿で記念撮影。
翌日はシンポジウム。
「感性」という難しいテーマで「パネリスト」として参加、というよりはしっかりと勉強した気持ちになりました。
打ち上げは「野田岩」のうなぎ。パリまで来て「うなぎ」ではなく疲れた心身にはやはり「和」。
このパリ日程、和食三昧でした(笑)。
帰国前日。自由時間がとれ、ランチにやはり「和」。
「パリ 虎屋」に行って、山菜おこわをいただきました。
デザートにマロングラッセが入っている生菓子をいただいたのですが、マロングラッセが入っているなんてパリらしくて、そして、とても美味しくて持ち帰りたいくらいでした。
雨のパリ、シャンゼリゼのクリスマスイルミネーションがあまりにきれいで、思わず夕食後、傘をさしながらホテルまで散歩しながら帰りました。気がつけば、1時間余り歩いていた私。日本では考えられない(笑)散歩時間に少し感動すらしてしまったり・・・。たとえ仕事で訪れても、たとえ雪でも雨でもやっぱパリは愛すべき街でした。
全てのイベントが終了して・・・・。思い出になる深い深いパリでの仕事でした。今は充実感でいっぱいです。